青白磁 牡丹唐草文瓶


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高さ28㎝

青白磁のことを、「影青(いんちん)」という名称で呼び始めたのは、20世紀初頭らしい。
中国の、ある骨董商が使い始めたのだそうだ。

写真の作品は、器面一杯に刻花された牡丹を、縁取るように動きのある釉の陰影が、「隠青」「映青」「印青」などとも呼ばれる「影青」の世界を、十分に楽しませてくれて、美しい。






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# by touchinsai | 2017-10-22 14:17 | 景徳鎮窯 | Comments(0)

青白磁 連弁文尊

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高さ29㎝

胴全体が、上向き下向きの連弁文と貼花で、びっしりと埋まっている。
頸部には2種類の花卉文の貼花、6個と2個の太い耳も取り付けてあり、蓋もやはり連弁文でキメテいる。
実に豪華で堂々とした瓶だ。
北方青磁に似た形のものを見るが、青白磁では珍しい。
北方青磁の釉だまりは暗褐色なのに比べ、写真の青白磁のそれは、子供のマニキュアのように美しい。

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# by touchinsai | 2017-10-21 16:00 | 景徳鎮窯 | Comments(0)

青白磁 瓜形水注

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高さ25㎝

1976年、朝鮮南の新安沖の海底から沈没船が一艘引き揚げられる。中国元代の沈没船だ。
船からは1万点以上の磁器が発見され、そのほとんどが龍泉窯と景徳鎮の青白磁であったそうだ。
そのなかの2点の青白磁碗の見込みに、「玉、崑崙山より出づ」の字が見られた。
このことから、青白磁は、当時希少で支配階級が独占し、庶民は使用禁止であった「青白玉」を模倣してつくったものであることが伺える。
写真の水注の、吸い込まれるような美しい色調と質感を見ていると、手に入れたくとも手に入れられなかった憧れの玉を、青白磁に重ねて見ていた当時の人々の、切なくも優しい思いが伝わってくるようだ。

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参考文献:「中国陶瓷全集16・宋元青白磁」(上海人民美術出版社+美乃美刊)




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# by touchinsai | 2017-10-20 16:07 | 景徳鎮窯 | Comments(0)

青白磁 唐子文小鉢

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12㎝×5㎝

南宋の都・臨安について書かれた書物、「都城紀勝」と「夢梁録」。
そのどちらにも、当時都には、景徳鎮の青白磁を専門に売る店があったこと、そして、町の人たちの日常生活に使われていたことが、記述されている。
写真の作品のような、使い勝手の良さそうな小鉢に、一体どんな料理が盛られたのだろうか。

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# by touchinsai | 2017-10-15 14:26 | 景徳鎮窯 | Comments(0)

青白磁 水注承盤


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29㎝×19㎝

「承盤」とは受け鉢のこと。
水注の中に酒を入れ、湯煎をしたと考えられている。
大きく蓮の花を象った薄造りの承盤が美しく、大振りの蓋の上には、ちょこんと座した獅子の姿が愛らしい。
宋代の絵画の中に、この水注と承盤を運ぶ女の図がある。こんな優美な道具で燗を楽しむ時代の、雅な文化と、人々の優しさに、思いを馳せる。

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# by touchinsai | 2017-10-14 13:54 | 景徳鎮窯 | Comments(0)